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比例計数管

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

今年は4年に一度のうるう年のため、本日2月29日が存在します。
早いものですね、今年に入ってもう2か月が終わろうとしています。

さて、前回電離箱について簡単にまとめましたので、今日は比例計数管に関して是非とも暗記しておきたいことを簡単にまとめてみました。

比例計数管で覚えておきたいこと

・陽イオンは加速されにくい
・電子は陽極付近で強い電場で加速され、さらに気体を電離させる(電子なだれ)
・電子-イオン対が増幅されパルス波高が大きくなるため、パルス波高は最初に発生し
 た電子-イオン対に比例する(エネルギー分析が可能)
・移動距離は電子は小さく、イオンは大きい
・分解時間:数μs
・比例計数管ではPRガス(Ar+メタン)または純粋なメタンも使用。
 PM AM(P:proportional(比例)、M(メタン)、A(Ar))と覚える。
・比例計数管の分解時間は数μs

H19管理測定

・上図は平成19年度の管理測定問1の図で、比例計数管の印加電圧と計数率の関係を表した図です。領域1、領域2はプラトーと呼ばれます。気体検出器であるGM検出器でも同様のプラトーが見られます。プラトーは長く傾斜がない方が好ましいといえます。
 プラトーの場所は検出する粒子の種類に依存します。低い印加電圧では、α線のみが測定され、高い印加電圧ではα線とβ線の両方が測定されます。すなわち、α線とβ線の弁別が可能となるということです。エネルギー測定も可能ですが、β線は飛程が10m程度と長いため壁にぶつかりエネルギーの一部しか電子-イオン生成に変換されないため不適となります。
 ちなみにβ線のエネルギー測定はプラスチック・シンチレーターや表面障壁型Si半導体検出器が使用されます。

・BF3ガスを用いる比例計数管、Heガスを用いる比例計数管は熱中性子の検出器として使用されます。 
 
 BF3比例計数管  断面積3800b
  
 3He比例計数管 

 中性子の検出器であるレムカウンタは、Heガスを用いる比例計数管、BF3ガスを用いる比例計数管をポリエチレン減速材で覆ったものです。

・ガスフロー型検出器 : 2π型は検出効率50%、4π型は検出効率100%


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電離箱について

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
昨日、一昨日は、この時期には考えられないような暖かさでしたね。春一番も吹いた地域もありました。
今日からは一転また寒い日になるようです。
寒暖の差が激しいと体調を崩しやすくなりますが、体調管理には十分気を付けて試験までの6か月間勉強に励んでください。

学習スケジュールとして、
できれば4月から、遅くともゴールデンウィーク明けからは過去問題に取りかかれるように今の時期にしっかりと放射線概論などの参考書で勉強を行って下さい。

今日は管理測定技術の試験でも出題されやすい電離箱について是非とも覚えておいてほしいことを簡単にまとめてみました。


電離箱で覚えておきたいこと

・放射線によって電離した気体中のイオン対を電気信号として検出する
(電離電荷を測定)
(電流の単位[A]は1秒間に流れる電荷量であるから、[A]=[C/s]である)

・気体としては空気が一般的である
・電荷の増幅は起こらない(初期の電荷量に相当する出力)
・吸収線量や照射線量の測定に利用
・感度は良くないが、エネルギー特性に優れ、線量率依存性も小さい
・高線量用(数百μSv~mSvくらい)で自然放射線の検出には不向き


○空洞電離箱を用いたブラッグ・グレイの空洞原理は重要
 過去の出題としては、
 平成18年度管理測定技術問2Ⅱ
 平成21年度管理測定技術問2
 平成23年度管理測定技術問2

ブラッグ・グレイの空洞原理は、このブログの以下のページで解説しています。
 → http://radioisotope1.blog.fc2.com/blog-entry-148.html

W値
 W値の定義は「1対のイオン‐電子対を生成するために必要なエネルギー」であり、荷電粒子にのみ適用されます。物質(元素)にあまり依存しませんが、一般的に原子番号の大きい気体ほどW値は小さくなる傾向があります。

  W(He):41eV > W(Air):34eV > W(Ar):26eV > W(Xe):22eV

参考までに、W値は電離エネルギー(イオン化エネルギー)のおよそ2倍(W≃2I)となります。電離エネルギーは元素によらず、概ね13.6eVの値になります。



最近の管理測定技術の試験においてブラッグ・グレイの空洞原理に関する出題は平成23年以来出題されていないので、今年の試験あたりでそろそろ出題されるかもしれません。

しっかりと勉強して必ずマスターしてください。



測定技術

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

昨日は1月最後の日でしたが、私のところはですが・・・暖かく良い天気でした。
1月は半ばに大寒波が来て全国的に雪に覆われましたが、皆さん大丈夫でしたか?
今年は暖冬かとは思いますが、1月半ばから後半は朝も冷え込むことも多かった気がします。

今日から2月に入りました。
今年はうるう年にあたり2月が29日までありますが、それでも他の月に比べると短いため2月はあっという間で過ぎてしまいそうです。

皆さんの気持ちを焦らすつもりはないのですが・・・
このブログは放射線取扱主任者試験の合格を目指している受験生のためのブログですので、ついつい書いてしまうのですが、試験まで6か月半となりました。まだまだ大丈夫と余裕に思っていた方もそろそろ本当に本気を出していただきたく思います。

放射線取扱主任者試験では、物理、化学を制することが非常に重要であることは間違いありませんので、多くの方は物理、化学から勉強を始めるかと思います。物理、化学は難しい教科ではありますが時間をかけてしっかり勉強すれば十分6割は得点できる教科でもあると思います。
この時期はまだ基礎からじっくりと時間をかけて勉強を行えますので、物理、化学に加えて、管理測定技術の測定分野の勉強も基礎から始めて下さい。この測定分野は意外とやっかいな教科ですので早めの対策が必要かと個人的には思っています。物理と関係する箇所も多いので並行しながら勉強することで理解が深まるかもしれません。

放射線概論では、測定分野はなかなか難解な文章で解説しているため分かりにくいところもあるかと思いますので、まずは簡単な解説書などでイメージがつかめたら後々の勉強がしやすくなるように思います。
このブログの左側のカテゴリ中の「役に立つリンク集」にも載せていますが、東京都立産業技術研究センターが発行している「放射線・放射能の基礎と測定の実際」の冊子の第7章には放射線測定器の基礎に関して簡単にまとめてありますので初めはこちらを読むと分かりやすいかもしれません。もちろん、この冊子は他の章(第5章から第8章まで)も比較的簡単に放射線についてまとめてありますので読んでみると結構勉強になります。

インターネットでも放射線測定器について簡単にまとめてあるサイトも多々あるかと思いますので利用してみる良いかと思います。


東京都立産業技術研究センター発行
「放射線・放射能の基礎と測定の実際」(PDFで9MBくらいあります)
https://www.iri-tokyo.jp/oshirase/sasshi.html


医用放射化学 第3章 放射線の測定原理
http://www.iryokagaku.co.jp/frame/03-honwosagasu/394/394.html




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