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化学反応式

高校化学の基礎について先日少し書きましたが、今日は化学反応式について少しだけ書きたいと思います。

例えば、平成20年度の化学問6に出題されている反応式を例にしてみましょう。

「CaCO3を希塩酸で溶解すると気体が発生した」
これを化学反応式で書くと



化学反応式では、左辺と右辺の元素記号の数が一致していなくてはなりません。
CaやC、またClに関しては、左辺も右辺も1つとなっています。
Oに関しては、左辺も右辺も3つで等しいですね。
Hに関しては、左辺も右辺も2つでこれも等しくなっています。

この化学反応式から分かることは、
1モルの炭酸カルシウム(CaCO3)と2モルの希塩酸(HCl)が反応して、1モルの塩化カルシウム(CaCl2)と1モルの水(H2O)と1モルの二酸化炭素(CO2)が発生するということです。

モルを質量に換えると、
炭酸カルシウム(CaCO3)の分子量は100、希塩酸(HCl)の分子量は36.5、二酸化炭素(CO2)の分子量は44であるので、CaCO3 100gに希塩酸73gを反応させると二酸化炭素が44g発生するということになります。

前回も書きましたが、標準状態では気体の1モルは体積にすると22.4Lになるので、標準状態において、CaCO3 100gに希塩酸73gを反応させると二酸化炭素が22.4L発生することになります。

放射線取扱主任者試験の化学の問題では、このように気体発生の問題などにおいて化学反応式を利用する問題が出題されますので、マスターしておいてください。

・化学反応式を自分で書けること
・化学反応式の量的な計算ができること


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モル、原子数、放射能を求める式

高校化学の基礎について少しだけ・・・

○原子の構造
 このブログでも何回か紹介している以下の冊子のP.6からP.12にかけて簡単ではありますが分かりやすく書いてあります。

 「放射線豆知識 暮らしの中の放射線」冊子
  高エネルギー加速器研究機構
  http://rcwww.kek.jp/kurasi/index.html

○モル
 その物質の分子量の数字にグラムをつけた質量に含まれる物質量を1モルと定義します。
 例えば酸素分子の分子量は32.0なので、1モルの酸素分子は32.0 gとなります。

○原子数(分子数)
 1モルの物質に含まれる原子数(分子数)は物質に関係なく一定であり、約6.02×10^23個です。
 6.02×10^23をアボガドロ数といいます。

○理想気体の体積
 1モルの理想気体は、標準状態(0℃,1atm)では物質に関係なく22.4Lを占めます。

このように、モルは化学の分野では基本となる重要な単位です。
かならず理解しておいてください。


モル、原子数を理解したところで、放射能A[Bq]を計算する式を考えてみましょう。
放射能の定義は単位時間あたりの壊変数で、放射能の単位[Bq](ベクレル)は1秒あたりの壊変数[s-1]です。

定義に沿って考えると、放射能A[Bq]を表す式は、

 

ここで、λは壊変定数、Nは原子数です。

壊変定数を表す式は半減期Tを用いて以下の式で表されます。
(今は分からなくても大丈夫ですよ)

 

よって、放射能A[Bq]を表す式は、物質の質量w[g]、物質の原子量Mを用いて

 

上式の

 

はアボガドロ数×モル数で原子数Nを表しています。
モル数は質量[g]/原子量になります。


まとめ
・モル数=質量[g]/原子量
・原子数N=アボガドロ数×モル数(アボガドロ数=6.02×10^23)
・放射能の計算式
 

物理、化学について

第一種放射線取扱主任者試験に合格するには物理、化学を制すことが重要となります。

試験に出題される分野の高校物理、化学については理解しておく必要があります。

化学に関しては、先日も書きましたが、
・原子に関する基本事項
・元素記号、周期表に関すること
・モル数や原子数の計算ができること
・気体の発生、沈殿の生成などの簡単な化学反応式を理解すること
などが重要です。

物理に関しては、
・エネルギーに関すること(ジュール、カロリー、比熱など)
・クーロン力、ローレンツ力、遠心力など荷電粒子の円運動に関すること
・原子、核反応に関する基本事項
などが挙げられます。

物理に関しては単位についても理解しておくと計算に役立ちます。

毎年、物理の試験では、高校物理レベルの基本的な計算問題が出題されています。

また、物化生の試験において、24年度にサイクロトロンに絡めて荷電粒子の円運動の問題が、今年25年度は荷電粒子に働くクーロン力や力積に関する問題が出題されました。

物理、化学の基本事項を理解しているか否かでは、放射線概論を学ぶ上での分かりやすさが変わってきます。
物理、化学に自信のない方は、この時期に時間をかけてでも物理、化学の基本事項を勉強することが大切かと思います。必ずあとで、放射線概論を勉強する上で役立ちます。

「急がば回れ」です。

物理、化学は1週間、2週間で理解できるものではありませんので、3ヶ月から4ヶ月くらいかけてでもしっかり理解することをお勧めします。




高校化学

来年度受験を考えている皆さん、勉強の長期的な計画を考えていますか?
自分の生活に合わせ、無理のない計画を立ててください。
週に1日は、何も予定を入れない日を確保しておき、その週にできなかった分を埋め合わせられるようにしておくと良いかと思います。

物理、化学の基本事項の勉強をしたことのない方は、まずは高校化学から始めると良いかと思います。

高校化学で抑えておきたいこと

・周期表
 これは試験までにはすべて暗記しなくてはなりません
 アルカリ金属、アルカリ土類金属、ハロゲン、希ガス、ランタノイド、アクチノイドなど

・原子の構造
 核反応や壊変(α壊変、β壊変、軌道電子捕獲(EC))などを理解していく上で、原子番号、陽子数、中性子数、質量数(核子数)などは抑えておく必要があります
 
・モル数、原子数、気体の体積など
 計算問題を解く上で、モル数、アボガドロ数、標準状態の気体の体積などを理解しておく必要があります

・化学反応式
 気体発生、沈殿の生成に関係する化学反応式を理解してください


大学受験をするわけではないので、高校化学の教科書・参考書すべてを理解する必要はないですが、放射線取扱主任者試験でよく問われる上の分野については理解しておいてください。

インターネットなどで検索すると、化学の勉強に役立つページがたくさんあるかと思います。
自分に合ったページを見つけ勉強すると良いかと思います。

来年度に向けて

昨日合格発表があり、今日からはまた来年度に向けての始まりです。

このブログは、放射線取扱主任者試験の合格を目指すみなさんを応援するブログです。
これから、来年度受験する皆さんの合格のために必要な情報を少しずつでもアップしていけるようにしていきたいと思います。

本ブログは今年の3月から始めたブログで、カテゴリにあるように今までにも重要事項、覚えておきたい事項をいくつか書いてきました。

また、有料配布になって大変申し訳ございませんが、私なりに過去問題の解説も作成しています。できるだけ詳しく平易な解説や理解しておきたいポイント、暗記しておきたい事項をまとめた解説を心がけ作成しております。
もしご興味のある方は、カテゴリの過去問題解答をご覧下さい。


昨日も書きましたが、来年度試験を受験する予定の方は、是非早めにこれからの勉強計画を立てて下さい。

第一種放射線取扱主任者試験に合格するためには、6科目について勉強をしなくてはなりません。これら6科目を勉強するには結構時間がかかります。
以前、このブログにも書きましたが、過去問題を解くだけでも相当時間がかかります。

時間を計って過去問題を解く場合、物理、化学、生物、法令は1科目あたり1時間15分必要です。平日の夜なら復習も含めると1日1科目がやっとではないでしょうか。4科目解くのに4日間必要です。
物化生、管理測定技術は1時間45分です。平日の夜では復習まで考えると1日1科目には時間が足りないかと思います。土日に物化生、管理測定技術の2教科を解いたとしても、1年分の過去問題6科目全てを解くのにおよそ1週間かかります。

順調に解いていっても、過去5年分を1度解くだけで1ヶ月ちょっとはかかる計算になります。
それだけ放射線取扱主任者の勉強は時間がかかるということを覚えておいてください。

過去問題については過去5年分程度を最低3回は解いておきたいと思いますので、過去問題を解くだけで3か月近く時間が必要です。

8月半ばの試験日に間に合わせるためには、どんなに遅くとも6月からは過去問題に取り掛からなくてはなりません。

そこを踏まえて長期的な勉強計画を立てることが合格への第一歩だと思います。

私が思う理想的な勉強計画は、過去問題は4月から解き始められるように、今のうちから物理、化学の基本事項から放射線概論までの勉強を始めておき、今年度末の3月までには過去問題に取り掛かれる準備をしておくのが良いかと思います。3月末までは5か月間ありますので、じっくり勉強できると思います。

過去にこの試験を受験された経験のある方で、放射線に関する基本については既に分かっている方は、過去問題を解き始めることから始めても良いかと思います。
過去問題を解きながら、自分の苦手な分野に関して放射線概論で時間をかけてじっくりと理解していく勉強法で良いかと思います。

10ヶ月という期間は長いようで短いものです。
学生の方も社会人の方も、みなさん忙しいとは思いますが、1日2時間程度は毎日勉強していくように努めてください。

合格発表

本日、今年度の放射線取扱主任者試験の合格発表がありました。

合格された方、本当におめでとうございます。
学生の方、社会人の方、皆さん忙しい中、この試験合格のために勉強し努力した成果だと思います。
この後、資格取得のためには一週間の講習を受講しなくてはなりません。
費用は安くはありませんが、大変中身の濃い充実した講習です。是非受講することをお薦めいたします。
またこのブログでも、講習についての情報も書いていきたいと思います。

第1種放射線取扱主任者講習

○日本アイソトープ協会(東京都)
 http://www.jrias.or.jp/seminar/cat/sub1-01/101.html

○日本原子力研究開発機構(東海村)
 http://nutec.jaea.go.jp/training_ri04.html

○電子科学研究所(大阪市)
 http://www.esi.or.jp/workshop/workshop04.html


そして、
今年度の放射線取扱主任者試験に合格できなかった皆さん・・・
今年度は残念な結果でありました。

しかし、今年の結果を真摯に受け止め、この結果から学ぶことができれば来年は必ず合格できます。本当にこの資格を取得したいと思っているならば、今日からが来年度の試験勉強の始まりです。
今年度の試験に合格できなかった原因を分析することからがスタートです。

自分はなぜ合格できなかったのか?
自分には何が足りなかったのか?

自分の弱点を把握し、その弱点を克服するためにはどのような勉強をすればいいのか・・・

今一度自分で考えてみてください。

ちょうど今から来年度の試験までは10ヶ月あります。
今日から来年度の試験に向けて勉強を始める方は、10ヶ月の勉強計画を立てて下さい。

放射線概論を理解するための、物理、化学などの基本的な勉強をどうするか・・・
放射線概論をいつまでに読み終えるのか・・・
過去問題はいつから解き始めるのか・・・

そして、まずはじめに今年度の試験問題をもう一度解いてみてください。自分が苦手な分野、理解できていない分野が分かるかと思います。

試験勉強の基本は、放射線概論と過去問題です。この2つをしっかり勉強し理解すれば必ず合格できます。

このブログも、来年度の試験に向けて少しずつ始めて行きたいと思います。

努力なくして成果は得られません。
1年後に、必ず「頑張ってよかった・・・」と思えるようになれます。

一緒に頑張りましょう!


合格発表は21日

今年度の放射線取扱主任者試験の合格発表が来週21日月曜日と発表がありました。

○原子力安全技術センター
 → http://www.nustec.or.jp/

合否は21日朝9時くらいには、インターネット版「官報」で確認することができます。

○官報 
 → http://kanpou.npb.go.jp/

PDFファイルで見られますのでダウンロードして保存しておくこともできます。

このブログをご覧頂いている方が一人でも多く合格していることを祈っています。




25年度生物問20

今年の生物の問題を眺めていて、少し気が付いたことを今日は書きたいと思います。

問20に日本における自然放射線の年間実効線量に関する問題が出題されていました。
選択肢Aに「年間実効線量は2.1mSvと推定されている」とあります。

昨年度勉強した際には、私は日本における自然放射線の年間実効線量は1.5mSv程度と覚えていました。世界平均は2.4mSvくらい・・・
この違いは、建築様式の違いで、日本ではラドン、トロンなどによる吸入が少ないためと・・・

高エネルギー加速器研究機構発行の「放射線豆知識 暮らしの中の放射線」冊子
 → http://rcwww.kek.jp/kurasi/index.html

のP.41には1.4mSvと書かれてあります(1988年10月推定値となっていますが・・・)
  
東京都立産業技術研究センター発行の「「放射線・放射能の基礎と測定の実際」冊子
 → http://www.iri-tokyo.jp/oshirase/sasshi.html

のP.56には1.5mSvとなっています。

過去問題集の平成18年生物問23の解説においても、年間1.5mSv程度と記載されています。
  
しかし、・・・・・
今年の生物問20の選択肢Aの2.1mSvは正解なんですね。

これらの2冊子は、このブログの「役に立つリンク集」でも紹介しているように、初めて放射線を勉強される方などにとっては良い冊子だと私は思っています。
ただ、自然放射線被ばくなど、自然に由来する数値などは年々刻々と変化している値もあることは事実だと思いますのでできる限り最新のデータを調べた方が良いということも事実です。

試験問題はそれなりに精査されているかと思いますので、迷うような時は近年の過去問題の解答でしっかりと勉強するのが良いかと思います。

ちなみに、今年度の生物問20でも出題されている自然放射線による被ばくについては以下のページに最新のデータが記載されていますのでご覧下さい。

(独)放射線医学総合研究所 「放射線被ばくの早見図」
 → http://www.nirs.go.jp/information/event/report/2013/0729.shtml


合格発表はいつ?

最近は、更新をさぼってしまいまして、久しぶりの更新になります。

先週金曜日から風邪を引いてしまい、体調を崩しています。
季節の変わり目で、暑くなったり涼しくなったりで体調管理が難しい季節ですので、皆さんも風邪を引かないように気をつけてください。

10月に入り、今年度の試験の合格発表も近づいてきました。
発表はいつ頃なんでしょうね。
10月21日(月)、10月25日(金)あたりでしょうか・・・

今年度の合格発表後の11月からは、このブログもまた来年度の試験に向けて始動していきたいと思います。


【来年度の試験を受験しようと思っている方の勉強方法】

○「放射線に関する知識がない方」
 本格的な試験勉強を始める前に、以下の冊子を読んで少し放射線に関する知識を身につけておくと良いかと思います。

 「放射線豆知識 暮らしの中の放射線」冊子
  高エネルギー加速器研究機構
  http://rcwww.kek.jp/kurasi/index.html

 放射線について勉強を始めたいと思っている方には、分かりやすい冊子かと思います。

○「放射線に関して専門学校や大学等で現在勉強している学生さんや卒業された方」
 放射線概論から勉強を始めて良いかと思います。
 まずは一通り放射線概論を読んでみましょう。
 
○「過去に受験された経験があり、再度挑戦しようと思っている方」
 過去問題を重点的に解きながら勉強を進めていくのが良いかと思います。
 過去問題を解きながら放射線概論を見直して思い出しながら知識を深めていくのが良いかと思います。

来年度受験する方は、今くらいから勉強を始めると余裕を持って勉強に取り組めます。

山崎豊子さん

今日から10月ですね。
季節もだいぶ秋らしくなり、爽やかな日になってきたと思います。

一昨日、平成25年9月29日、作家の山崎豊子さんがお亡くなりになりました。
山崎豊子さんの小説は私も読んでいました。

最近は、山崎豊子作のドラマが結構多く放映されていたように思います。
「白い巨塔」「不毛地帯」「運命の人」「華麗なる一族」などは、人気俳優が多く出演してドラマ化されていますのでご覧になった方も多いのではないかと思います。

好き嫌いはあるかと思いますが、私はこういう社会派的な小説、ドラマは結構好きです。
NHKで山崎豊子さんの「大地の子」をかなり前にドラマ化していましたが、NHKの制作する番組はドラマもスペシャルも私は結構好きでよく観ています。

私は全く文才がないので、文章を書くことを仕事としている作家の人達を、いつも尊敬しているとともに羨ましく思っています。
山崎豊子のデビュー当時の作品も一度読んでみたく思っています。

山崎豊子のさんのご冥福をお祈りいたします。

プロフィール

ふー

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